普段は皆さまにヨーガ療法のお伝えをしておりますが、私自身は、伝統的なヨーガも行じています。
私の先生のお話でマハラジ(先生の先生)のお話をしてくれる時があります。
その中のお話の一つを紹介します。
マハラジの処へは、いつも、いろんな人が相談に来ていたそうです。
マハラジは結婚はしておりませんが、夫婦間の問題の相談を受けたり、
学校も行ってないけれど、企業家から、政治家に至るまで相談を受けていたそうです。
なぜ、さまざまな問題に答えることができていたのでしょうか?
それはヨーガは「心の科学」だから。
自分の心の問題が理解されていれば、自分がその立場になくとも、答えることもできるという事なのです。
私も毎日「心」を見ています。
みなさんもぜひ、心を観察してみてください。
心と自分を「同一視」するのではなく、
心を「客観視」するのです。
きっと様々な発見があるでしょう。
実際、こころは、自分自身ではではなく、いわば、「ツール」そのものです。
発見途中では、見たくない自分を沢山見てしまい、嫌な時期がありますが、それが過ぎると、様々な気づきが生まれ、調和されていくのが感じられます。